北海道南幌町の殺人犯人判明、その正体は・・・
生徒会長に就任予定だった17歳 母と祖母殺害容疑
北海道南幌町(なんぽろちょう)の事務員女性(47)方で、この女性と母親(71)の遺体が見つかった事件で、道警は1日、高校2年生の三女(17)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。
三女は「私がやった」と容疑を認めているという。道警は動機やいきさつを詳しく調べている。
道警によると、三女は9月30日深夜から1日未明ごろにかけ、自宅にいた2人を刃物で切りつけるなどして殺害した疑いがある。
捜査関係者によると、三女は当初、「(敷地内の)離れで寝ていて気づかなかった」と話していたが、その後、犯行を認め始めた。
捜査員が三女を同行して女性方から約5キロ離れた公園を捜索したところ、包丁のような刃物が見つかったという。道警は凶器とみて調べている。
2人は1階と2階の部屋にそれぞれ倒れており、室内には荒らされたような形跡があったという。
現場は札幌市中心部から東に約25キロの閑静な住宅地。
通学する高校の教頭によると、三女は先月30日は午前中の試験を受けて帰宅したという。「明るく、信頼される生徒だった。驚いている」と話す。
三女は昨春に入学し、テニス部に所属。
1年生の秋ごろから生徒会活動に熱心に取り組むようになり、今月中旬には生徒会長に就任する予定だったという。